イタリアのミッレミリア公式スポンサーを務める“グイド・ベルルッキ”、1950年代創業、フランチャコルタの生みの親。この人が居なければフランチャコルタは、世に知られることはありませんでした。
イタリアン・スパークリングワインの真髄「フランチャコルタ」は、ミラノ東方のフランチャコルタという地区で生産され、使用品種はシャルドネ、ピノ・ネロ、ピノ・ビアンコ。シャンパーニュと同じ瓶内二次発酵で造られます。シャンパーニュ以外で唯一、産地名がつけられたスパークリングワインです。
通常、イタリアのスパークリングワインは”スプマンテ”と呼ばれ、日本でも多くのファンを獲得していますが、「フランチャコルタ」はまさに別格!!イタリア最高級のDOCG格付けを持ち、シャンパーニュよりも厳しい独自の規制を作り、他の”スプマンテ”とははっきりと一線を画しています。
豊潤な香り、なめらかな舌触り、キレのよさ、複雑味あふれるエレガントなスタイルはイタリア全土を考えてみても比類のない個性的な高品質スパークリングワインであることはもちろん、シャンパーニュにも引けを取りません!
フランチャコルタといえば、カ・デル・ボスコ、ベッラヴィスタ。。。有名どころは数知れず。
今日、クオルス・ボローニャ事務所の小関さんから、下記のフランチャコルタの紹介を受けた。正直興奮ぎみな自分。何故なら言わずと知れたミッレミリア好き!
是非、輸入したい!と商談に入りました。
~フランチャコルタについて~
1995年にD.O.C.G.に昇格した、シャンパーニュ方式(瓶内2次発酵)で造られるスプマンテ。
最低25ヶ月間の熟成期間(そのうち、18ヶ月間は瓶内で酵母と接触)が定められています。
ヴィンテージを表示するミッレジマートは、そのヴィンテージに収穫されたブドウを原料とするワインを最低85%以上使用すること、最低37ヶ月間の熟成期間(そのうち、30ヶ月間は瓶内で酵母と接触)が義務付けられています。
フランチャコルタという名前は、1200年代のこの地域の呼び名「フランツァクルタ」に由来します。
~フランチャコルタ誕生~
フランチャコルタは、実は比較的最近誕生したワインです。若きエノロゴ、フランコ・ジリアーニが友人のグイド・ベルルッキに「ここでシャンパンのようなワインを造らないか?」ともちかけたのがはじまり。これが1950年代のこと。彼らによってこの土地がシャンパーニュ方式のワイン造りに適していることが証明され、さらにフランチャコルタを発展する役目がマウリッツィオ・ザネッラに替わり、大小さまざまな生産者たちが集い、たゆまぬ努力を続けていき、現在のフランチャコルタの地位を築いていったのです。
さて、1990年に誕生したフランチャコルタ保護組合。イタリアワインの生産者団体の中でも、もっとも幅広く活動し、かつ機能的な団体といわれています。シンボルマークはアルファベットの「F」とフランチャコルタの中心エルブスコの町に現在も残る中世時代の塔を組み合わせてデザインされたもの。なかなかいかしたマークです。
~瓶内2次発酵(いわゆるシャンパーニュ方式)~
泡もののワインすべて「シャンパン」呼んでしまう。これは、シャンパンの造り手たちがもっとも嫌がることの一つ。また、フランチャコルタの生産者を始め、瓶内2次発酵によるワインを造る全生産者もその現象に憤然たる思いを感じています。
シャンパン、すなわちフランスのシャンパーニュ地方で瓶内2次発酵により造られたワイン以外、シャンパンと呼ぶことはできません。
同様に、フランチャコルタ、という名称を単独で用いることも、フランチャコルタ指定エリア内で瓶内2次発酵により造られたワインにのみ許されたこと。
フランチャコルタの生産者は言います。「我々はスプマンテを造っているのではない、フランチャコルタを造っているのだ」。
生産地 ロンバルディア州 ブレーシャ県
品種 シャルドネ、ピノ・ビアンコ、ピノ・ネーロ
タイプ 白、ロゼ
種類 フランチャコルタ、フランチャコルタ・ロゼ