出来上がるのは2023年!

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エミリア・ロマーニャ州モデナにあるバルサミコ工房“アチェッタイア・カゼッリ”との取引は2009年から。
私たちがバルサミコに魅了されたその製造過程と製造年月は最低12年、100mlのジウジアーロデザインによる規定のボトルに瓶詰めされる。そして出来上がるのが伝統的バルサミコ・トラディツィオナーレ《市場価格12,000円》。
今回のイタリアでなんと!そのオリジナル・バルサミコ製造を委託。伝統的バルサミコは最低5樽(それぞれ木材材質の異なる)を使用して白ブドウを搾汁し、キャラメル色になるまで三日三晩煮詰め、すべての樽へ注ぎ、毎年蒸発目減りする分を大きな樽から小さな樽へと補充し、12年の歳月その同様の作業をして作られる。
今年の8月、記念すべきその仕込みに取り掛かり、12年後にオリジナルのバルサミコ・トラディツィオーナーレが生まれるという“夢のような”話が実現した。本当に夢のよう・・・。
委託製造を引き受けてくれた工房2代目のシモーネ氏に感謝感謝。
その話がまとまった途端、『俺が生まれた年に仕込んだバルサミコを君にわけるよ』と彼と同い年の37年ものバルサミコを譲ってくれました。『これは儀式とも言える貴重なことなんだ。親しい友人にしか分けないしきたりがある。』と。
委託製造は半永久的な付き合いになる。25年経てばエクストラ・ヴェッキア《市場価格25,000円》になり50年《市場価格50,000円》経てばその価値は協会認定のナンバリングがつくほどの価値になる。そして、100年ものともなることを想像するとこの体験が私たちにとって相当特別なこととロマンを感じる。