イタリア商談報告 【第4弾 ビッリフィッチョ・ベルタイネ】

コクと香り、初めての栗ビールに感動!これも秋頃におすすめビールとして輸入したい!!
ここはボローニャからフィレンツェへ向かって、イタリアの背骨といわれるアペニン山脈山中にある標高1,800メートルあたりのグラナリオーネ村(村民は100人いるかどうか?)、トスカーナ州との州境にある。ここに向かった理由は、昨年のコーディネータ ロベルト氏 絶賛の“栗のビール”に遡る。『今年は必ず連れて行く!』と、そこまで言うならでボローニャから車で2時間、ポレッタ・テルメという療養温泉地を通って、くねくね細い道を雲海を見ながら上ってきた訳です。元中学校校舎を改装して作られたビール工房。規模は極めて小さい。
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この栗ビールは、栗を特産とするエミリア・ロマーニャ州あげてのプロジェクト“栗を原料とした新商品開発”の一端。州がほぼ資金援助するほどのビッグで今はまだマイナーな商品。下の2人は左側が栗ビールプロジェクトの総責任者ネモ氏、右側が醸造責任者の方。熱く栗ビール造りへの情熱とこの土地への誇りを感じさせられました。
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栗とホップ、モルト(麦)で造られるビール。3種類がラインナップ、栗粉15%、40%と燻製粉40%の配合で用意されている。下の写真はろ過機と発酵タンク、発酵タンクに原料を混ぜ、加熱温度管理をしながらでんぷん質を糖へ変化させる。ろ過機を通して、20℃まで冷却、ビール酵母を加え、2.3~3気圧にまでガスが上がったらボトリング。
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3種類のティスティング中、一番個性が強かった燻製栗粉を40%使用したこげ茶色の栗ビール。目を閉じて飲めば、まるでコクのあるスパークリングワインのよう。。。美味しかったなぁ。。。と全員。
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ティスティングに用意された栗粉のタルトと栗粉のビスコッティ。これまたビールとの相性が良い!!ビールとドルチェ!?本当です。
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