2月にDOP(保護指定原産地表示)に認定されているオリーブオイル産地の中でも最も小さな産地“ブリジゲッラ村”へ行って来ます。ここに、イタリアのオリーブオイル通を唸らせる極めつけのオリーブオイルがあります。
ブリジゲッラ村で栽培されるオリーブ品種は村固有の2つの地品種、ノストラーナ・ディ・ブリジゲッラ種とギアッチョーラ種です。どうしても手に入れたいのが、ギアッチョーラ種から作られているノービルドルーパ。一時は途絶えつつあった地品種、ギアッチョーラ種。その木はブリジゲッラ村にさえわずか1500本あまりしかないという稀少品種です。イタリア語で「高貴な果実」を意味するノービルドルーパは、本場イタリアのオリーブオイル通の間では「奇跡のオイル」と言わしめた究極のオリーブオイルです。そのストーリーや稀少性だけでも注目に値するところ、何とか手に入れたい逸品ですが。。。とにもかくも春に向けて、オリーブオイルが主役の料理、生野菜をオリーブオイルと塩のディップでかじるイタリア版野菜スティック、ピンツィモーニオにピッタリのオイルを探してきます。